
不動産会社の事務職からまったく未経験の状態でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたあおいさん。
スキル0からのエンジニア転職について聞いてみました。
あおい(25歳)
前職:不動産会社の事務職
転職までにかかった期間:1か月くらい
不動産会社の事務職時代
前職では、アパートを持っている大家さんとそこに住む入居者さんの家賃や水道代などのお金の管理をしていました。
実際にお客様からの電話対応をすることも多く、おかげで電話にはだいぶ慣れました。
単調な作業なので覚えてしまえばそんなに苦ではなかったです。
ただ、お金に関することなので間違えたりするとお客様に迷惑がかかるので責任感は感じていました。
ブラックな雰囲気がしんどかった
研修で大きな声を出す訓練をしたり、社長が怒るとものすごい剣幕で怒鳴ったりと少しブラック企業っぽい雰囲気が不満でした。
私は事務員かつ女性だったからか怒鳴られることはありませんでしたが、営業さん(特に男性)はよく怒鳴られていて、人によって社長が態度を変えるのがすごく嫌でした。
また、女性が多い職場だったので、女性の先輩たちに嫌われないよう常に機嫌を伺わないといけないのがしんどかったです。
基本的には可愛がってもらえましたが、仕事で一番関わりのある先輩に嫌われた時期があり、その期間は地獄でした。
エンジニアの父に憧れ、目指すきっかに
エンジニアを目指した理由は、大きく分けて二つあります。
一つ目はエンジニアをしている父への憧れです。
父は私が小さい頃からずっと単身赴任で一人朝から晩まで仕事をして、たまに帰ってきた時もトラブルですぐに戻ることがあったりと周りから見るとすごく辛い生活を送っていました。
それなのに、家族には決して仕事の愚痴や弱音を吐いたりせずいつも優しかったです。
そんな父と同じ職業に就いてみたいという単純な気持ちが動機になりました。
もう一つは事務職に未来がないと感じたからです。
単純な事務作業は数十年でAIに仕事を奪われると言われています。
AIに取られてしまう仕事をずっと続けていていいのか疑問に思ったことで、単純な動機を持っただけだったエンジニアへの道がさらに開けました。
文系でもプログラミングができるのか不安だった
得意科目は国語と社会という根っからの文系人間が本当にプログラミングなんてできるのかという不安は常にありました。
周りでプログラミングをしている人は、みんな理系か文系でも数学だけは得意という人ばかりだったのでとても不安でした。
また、現職の面接は練習のつもりで受けていたのであまり準備が万全でなく、緊張しすぎて話していることも支離滅裂だったのでスキルもないのになぜ採用されたかわからず逆に不安になりました。
後から聞いたら、やる気があるかどうかだけで判断していたようです(笑)
手応えがあった勉強方法は「とにかく手を動かすこと」
まだ勉強途中なのでなんとも言えない部分はありますが、身についていると思えた勉強法はとにかく手を動かすことです。
言語ならその言語でどんなに簡単でもいいから自分でコードを書いてみる、サービスならハンズオンの記事などを探してとにかく触ってみるということをすると頭に入りやすいし、何よりひたすらインプットするより楽しいです。
割と最近まで基礎を完璧にインプットしてからアウトプットしないといけないという強迫観念に囚われていたので、ほとんど技術が身についていませんでした。
インプット<アウトプットの意識で学習を進めるのがおすすめです。
勉強に集中できる環境づくり
性格上すぐ気が散ってしまうので、勉強する際の環境づくりには気を遣っています。
部屋の温度を快適に保ったり、机にはなるべく物を置かないようにしたり、勉強しやすい環境を作るよう心がけています。
また、スマホ依存気味なのでなるべくスマホを触っている時間も勉強やモチベーションアップに繋げられるようにYoutubeでエンジニアさんの動画を見たり、IT記事を読むようにしています。
家にいるときはなるべく遊びモードに入らないようにすると学習が継続しやすいと感じました。
勉強するときに大変だったこと、その乗り越え方
今もそうなのですが、プログラミング特有の考え方を理解するのが難しいと感じました。
初めて触ったJavaでは、クラス、継承、インターフェースなど、オブジェクト指向の考え方がたくさん出てくるのですが、どんなに調べてもぼんやりとしたイメージができるだけでしっかりとした理解には至れませんでした。
これに関しては習うより慣れろということで、アプリケーションを作ったり仕事で関わる中で掴んでいくしかないのかなと思っています。
まだ乗り越えたとは言えないのですが、自分で調べまくるのはもちろん職場の先輩や上司の手が空いてそうな時に聞きまくっていました。
結局理解には至りませんでしたが、皆さん仕事をしているうちにだんだん理解できるようになってくるよと言ってくださったので、その言葉を信じつつ、学習がある程度進んだ段階で調べなおしたりしています。
転職サイトを活用して見つけた今の会社
今の会社は、dodaという転職サイトで未経験歓迎で研修が充実していそうなベンチャー企業というテーマで探し、今の会社を見つけました。
他にはGreenというサイトも見ていました。
転職サイトで探すことしか頭になかったので、他の方法で探したりはしていませんでしたが、今思えばネットを使って初心者のコミュニティに入ってある程度プログラミングの学習をして、横のつながりで就職先を紹介してもらうみたいな流れもできたかもしれないと少し後悔しています。
転職活動中はとにかく熱意を伝えた
転職活動中は、スキルが全くなかったので、とにかく熱意を伝えようと志望動機は練っていました。
緊張で飛んでしまいましたが…。
スキルが全くない状態だとブラックな会社に入ってしまう危険もありますし、ブラックじゃなかったとしても入ってから仕事についていけなさすぎて辛い思いをするので、一つでもいいのでプログラミング言語を学ぶか、無理そうならせめてITパスポートレベルの基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
ポートフォリオを提出できたり履歴書の資格欄が埋められると会社の幅も広がりますし、何より選考に通りやすくなると思います。
苦労したのは未経験OKの求人が少なかったこと
転職活動では、なかなか未経験OKの求人が見つからず苦労した覚えがあります。
未経験OKと書いてあっても、大手の転職サイト全てに求人を出していたり残業ゼロを謳っていたりと怪しい雰囲気のする求人が多かったので見極めるのも大変でした。
また、周りに未経験でITに転職した人を聞かなかったので、本当に未経験で転職できるのかという不安が常にあって、精神的にしんどかったです。
今思えばもっとネットで情報を集めておけば不安も軽減されて、自分に適した企業を選びやすくなっていたのかなと思います。
転職活動におけるアドバイス
前述もしていますが、いろんな転職サイトにたくさん求人を出しているところは入れ替わりが激しいブラック寄りの企業である可能性が高いので、念入りに調べたほうが良いと思います。
評判を調べるとあんまりなところが多かった印象です。
エンジニアは努力次第でどこまでも伸びていける
エンジニアになってからは、普段何気なく使っているサイトやアプリがどうやって作られているのかが分かるのがとても面白いなと感じます。
物によっては簡易版を自分でも作れそうなものもあるので、そういったものを作ってみるのも楽しいです。
また、事務とは違いITエンジニアは専門職の位置付けで今後間違いなく伸びていく職種なので、時代的な安心感もあります。
難しいと感じることも多いですが、自分の努力次第でどこまでも伸びていける仕事であるというところにやりがいを感じます。
自己解決能力が求められる仕事
もちろん大変なこともあります。
基本的にわからないところは自分で解決することを求められるので、自己解決能力が低い私には難しかったです。
どうしようもない時や先輩の手が空いていそうな時は質問もできますが、忙しいことが多いので聞くのをためらってしまいます。
でも作業が進まないなら質問して解決していかないと回り回って先輩や上司に迷惑がかかるので、結局質問しないといけないというジレンマがつらいです。
逆に言えば自己解決能力が高い人にはかなり向いている仕事だと思います。
今後はフリーランスになって活躍したい
最終的にはフリーランスエンジニアになって自由に仕事がしたいと思っています。
そのためにも今の会社で開発者として活躍できるくらいスキルを磨いていきたいと思います。
学ぼうと考えているのはJavaScript周りです。
TypeScriptやReactなどが流行っているそうなのでそのあたりを攻めていきたいです。
また、フリーランスになる前にもう一社くらい毛色の違う会社でも経験が積めたら良いなとも考えています。
今の会社の方針が変わって、自分のやりたい仕事をさせてもらえなさそうな空気も感じるので、今から他の会社にも目を向けていくつもりです。
未経験からエンジニアを目指す人へアドバイスと、応援メッセージ
根っからの文系で集中力のないどうしようもない私でもだんだんプログラミングがわかるようになってきているので、ほとんどの方が勉強すればプログラミングくらいできるようになるんじゃないかな?と思っています。
なので、全然わからないと早い段階で諦めてしまわずに粘って勉強を進めてみて欲しいです。
絶対皆さんの方が私よりできるようになりますから!
どうか自信を持ってください。
プログラミングは難しいという意識を少しでも払拭してもらえたらいいなと思います。