【体験談】食品会社のEC担当からエンジニアへ転職。頼れる仲間がいれば、挫折しない

新卒入社の食品会社でデパ地下の販売員を経験した後、社内のEC運営を担当していたあいさん。

じっくりと時間をかけ、納得のいくエンジニア転職を成功させたエピソードを聞いてみました。

この体験談を書いてくれたのは…

あいさん(29歳)

前職:食品会社のEC運営担当者
転職までにかかった期間:1年くらい

前職ではたった1人で自社ECサイトを運営

前職は、新卒で入った食品会社で2年間はデパ地下の販売員、その後1年半は部署異動して自社ECサイトの運営を担当していました。

自社ECサイトの運営の時は、今まで別部署の方が業務の合間に作業をしていたECサイトに力を入れ始めるタイミングだったので1人担当でした。

仕事内容は、集客のための企画、サービス選定、SNS、広告運用、ECサイトのリニューアルの準備、コンサル会社の選定〜やり取り、受発注など、スタートし始めとあって、様々なことを経験させてもらってました(異動をきっかけにイラレ・Photoshop・HTML・CSSを学び始めました)。

全て1からの勉強が必要だった

前職でしんどかったことは、社内でEC運営の知識がある人がおらず、1から全て情報収集・勉強しなければならなかったことと、上司にEC・IT関係の話をしてもうまく伝わらず、どうにかして噛み砕いて説明・承認を得なければならなかったことですね。

今思えばなかなか無茶振りされてたなーということもありました。

ただ、半年もたつ頃には理解も得やすくなって、しごかれたおかげで物の伝え方とか仕事のやり方とか今でも活きるようなことを学べたので感謝です。

人間関係がいい職場で周りも色々助けてくれたので、最終的には楽しかったです。

技術を学ぶため、前職を辞めることを決意

前職を辞めようと思ったきっかけは、某パソコンスクールとかプログラミングスクールとかいって勉強したのですが、仕事をしながらプログラミングを学び続けるのは辛く・・・。

もっと技術を学びたいと思って転職を決意したのがきっかけです。

あとは、当時の仕事は売上が第一に求められるのですが、何をしたら正解というものがないふわふわした感じがあり、ずっと続けていくにはきついなぁと漠然と思っていました。

仕事内容自体は慣れてきて少し飽きが出てきていたのも一因だったと思います(飽き性なんですよ・・・)。

業務で必要に迫られて始めたプログラミングの勉強

プログラミングを勉強しようと思ったきっかけは、業務で必要に迫られたからですね。

EC担当になるときに最初はSNSとかで宣伝してくれればいいから、と軽いノリで言われて、真に受けたのですが・・・。

実際EC担当になってまず第一の目標が、「半年でECサイトのリニューアル(+モールサイト開設も)をすること」でした。

予算も決して多くなく、自分でできることは自分でやって節約しなきゃという状況でした。

父親・弟はエンジニアなのですが、あまり仕事の話とかはしないので、HTMLとかCSSというワードを知ったのもこの時が初めてでした。

LPの制作等は、当時のコンサルで頼んでいた担当さん(Aさんとしときます)が手伝ってくれたのですが、自分でも作れるようにという感じで、HTML・CSSを学ぶ必要に迫られたのがきっかけです。

ただ、最初は本を読んでも何してもチンプンカンプンでした。

実際に手を動かして試行錯誤したり、打ち合わせ中にAさんから教えてもらったりするうちに楽しくなってきました。

さらに勉強が必要となりスクールへ通う

ここまでは、プログラミングといえばHTML・CSSだと思っていました。

サーバーサイドの言語を勉強するきっかけになったのは、リニューアルも無事終えて少し落ち着いた頃に、保守を依頼していたエンジニアさんと意思疎通がうまくいかず苦労したことです。

当時使用していたECサイトはEC Cubeというもので出来ていました。

これが非常に厄介で、見積もりをもらってもこの金額が妥当かどうか自分でうまく説明できずに苦労したので、なんか嫌だなー、もっと裏側も知っていたらうまく仕事回せるのになー、と思っていました。

ここで、某プログラミングスクールに70万払って通い始めました。

EC CubeがPHPでできているのでPHPを勉強するつもりだったのですが、なんでか話にのせられRubyを選択しました。

エンジニアになるにあたって不安だったこと

エンジニアになるにあたって、当時の仕事が1人担当だったため、どのタイミングでやめるか・引き継ぎどうするかで悩みました。

あとは、未経験で当時すでに27だったので、これでエンジニア転職できるかというのも不安でした。

お給料も下がってしまうだろうけど、どこまで下げ幅を抑えられるかとか、SEの父を見ていても、福利厚生がしっかりしている大手企業といえど、残業が結構ある雰囲気だったので、体力的に大丈夫かな〜というのもちょっとした不安でしたね。

ただ、あまり悩むのも性に合わなかったのとエンジニア転職を相談できる人が身近にそれほどいなかったので(父親は新卒から生え抜き)、悩むのは諦めて細々と転職活動をはじめました。

おすすめの勉強方法は「実際に手を動かす」こと

うまくいった勉強方法は・・・すぐ人に頼りがちでスクールとかに通ったのでこれっ!という自信が持てないのですが、実際に手を動かせて環境構築も不要なProgateはおすすめですね。

最初から環境構築は心が折れます。

Progateの存在はRubyを学びはじめて当時のスクールの方から教えてもらって取り組んだのですが、HTML・CSSを学び始めたときに知りたかった!と思いました。

あとは、勉強方法とは少し違うかもですが色々プログラミングのこととか相談できる人は早めに見つけた方がいいと思います。

本を読むだけでは身につかない

逆に微妙だった勉強方法は、「自分で選んだ本を読むだけ」ですね。

特に最初の内は何がいいのかもわからず、それっぽい本を買ったけど、よくわからないから読むのをすぐやめてほぼ新品状態で放置というのも多々ありました。

そして、手を動かしていると、その本に書いてある内容が基礎的なことばかりだったと気付いて、買わなくてよかったんじゃ・・・って思うこともありました。

本を買うにしても、エンジニアの先輩から勧めてもらった本は、エンジニアになってから必要な箇所を見返すこともできるので悪くはないかなと思います。

ただし、一通りさらっと見て、ここら辺にこんなの書いてあるんだ〜くらいにして、あとは手を動かして必要になった時に思い出したようにみるという使い方がおすすめです。

勉強を続けられる環境に身をおいた

私は恐らく、「こうなりたい!」という自分の目標があるだけだと勉強を継続「できない」タチなので、大金を突っ込んでスクールに通って「お金がもったいないから辞めれない」状況を作ったり、スクールが終わったらすぐに転職して、仕事として継続できる環境に身を置くようにしました

今、転職した時より色々できるようになったなぁ、と少し自信がついたのも、ほぼ仕事で得た経験とそれに付随した勉強からだと思ってます。

転職して1年ちょっとの今は「仕事 = 勉強」と捉えるようにして、休みの日に仕事以外の勉強ができなかったー、と悔しがることを諦めました笑

大金突っ込むとか転職するとかでなくても、誰かと一緒に開発してみたりすると、自分1人の問題だけではなくなるので、比較的挫折もしにくくなる(挫折できなくなるw)のではないかなと思います。

自分以外の人が関わると継続できる気がします。

何から勉強し始めたらいいか分からなかった

大変だったのは、まず何から勉強し始めたらいいかがわからなかったことと、仕事をしながら勉強しないといけなかったことです。

恐らく、スクールに通っていなかったらもっと苦労したのではないかなと思っています。

HTML・CSSを学び始めた時は、どの教材を選んだら良いか、何をしたらいいかも分からないのに、業務で必要だったので仕事を持ち帰って家で遅くまで勉強したり、休みの日も格闘したりしていました

サーバーサイド言語を学び始めてからは、業務では普段使わないので、更に限られた時間で勉強していかないといけないのが個人的には大変でした。

周りの人の力を借りて乗り越えた

当時は周りにプログラミングがわかる人は限られていたのですが、勉強でつまずいた時は、わかる人によく質問していました(コンサルのAさん、スクール通うようになってからはメンター)。

社内にいたわけではないのでいつでも聞ける状況ではなかったですが、特にHTML・CSSを学び始めた時は打ち合わせのたびに5~6時間捕まえていましたね(もちろんプログラミング以外のことも話していましたよ!)。

時間に関しては、なるべく仕事を早く終わらせられるように、仕事の優先度をつけて集中して取り組んでいました。

朝仕事し始める前に、今日やらなきゃいけないことを優先度が高い方から付箋やノートに書き出して、そのタスクが完了したら付箋を捨てるorノートなら棒線引いて消す、という方法はオススメです。

転職活動はエージェントを利用

急いで転職したいと思っていたわけではなかったのと、まず色んな会社を見てみたいなという思いがあったので、転職活動のし始めはWantedlyを主に利用していました。

ただ、それだと自分で探してアポをとって訪問することになるため、数が限られるのと、自分で選ぶので比較的似たような会社に当たることが多く、情報も限定的な気がしたため、途中から転職エージェントを利用することにしました。

エージェントでは、ある程度条件を聞かれて、簡単なエントリーシートを書き、何十社かにそのエントリーシートを送ってもらうという形式だったかと思います。

そこで書類選考が通り面接に進むという流れでした。

エージェントの利点としては下記の通りかなと思いました。

  • 良くも悪くも一気に何十社と紹介されるので、自分では探しきれない企業がある
  • 企業側担当者との間を取り持ってくれるので、交渉や疑問点が聞きやすい
  • アピールポイント等のアドバイスをもらえたりする

ちょっと嫌だなと思ったのは、結構転職を急かされるとこですかね。

会社に退職意思を伝えるのは内定をもらえてからにしようと思っていたので、内定してから半年の猶予は欲しいと言っていましたが、何度か変えられないかと打診されました。

転職活動中に工夫したこと

転職活動中に工夫したことはいくつかあるので長くなるのですが・・・ 一つずつ挙げていきます。

内定を取るまで退職の意思を伝えなかった

早く内定取らなきゃと焦らないように内定を取るまで退職の意思は伝えませんでした。

よくしてくれた会社なので心苦しかったのですが、転職活動で焦って「ここでいいや」と妥協はしたくなかったので水面下で転職活動を進めました

現職が体力的・精神的にキツくないのであればおすすめです。

おかげで今の会社に出会えていい環境でたくさん経験させてもらってます!

志望理由・転職先の条件を先に準備していた

なぜエンジニアになりたいかという理由、転職先の条件はブレないように先に用意していました。

私の場合は、以下の条件を先に固めていました。

  • EC運営の経験を生かして、プログラミングに詳しくないお客さんになるべくわかりやすく、納得できるような説明ができるエンジニアになりたい
  • なので直接顧客と関われるSESか受託
  • ECサイトみたいなB to C向けのサービスを手掛けたい
  • 開発ができることは必須。可能であれば要件定義〜開発〜保守運用まで幅広く経験したい
  • 内定をもらってから退職の意思を伝え、しっかりと引き継ぎたいので半年は入社待ってください(必須)

面接先のコーポレートサイトをチェック

実際に面接に進む際は面接先のコーポレートサイトは必ずチェックしていました。

移動時間や面接場所近くまできて時間がある時に、コーポレートサイトをチェックして、最低でも1つ興味が持てる業務内容を見つけてざっくり頭に入れていきました。

面接の際に、ワードだけでも出すと色々と説明してくれることが多いので、そこから話が広がることが多かったです。

チェックにはだいたい30分くらいかけていました。

面接の際にはメモを取る

面接の際には何かしらメモを取るようにしていました。

あとで他社と比較したり、二次面接以降でも役に立つことがあります。

面接が楽しいかどうか

以上を意識した上で、面接の時に一番大切にしたのは面接が楽しいかどうか!

人間関係がいいところがよかったので、面接で楽しい雰囲気であればきっと相性も悪くないかなと思って、重要視していました

今の会社は、1次では面接官(今でも案件が一緒になることが多くめっちゃ色々教えてくれる方)とアニメの話で盛り上がり、2次では社長もいたのですがちょうど誰かの誕生日会をしていたらしく「ケーキいる?」と聞かれコーヒーとケーキをちゃっかりいただきました!

転職活動中にしんどかったこと

ゆるゆると転職活動をしていたので、そこまで転職活動中に辛かったことはなかったです。

運よく面接に行った企業もいいとこばかりでした。

しかし、内定まで退職の意思は会社の人には誰にも言わないと決めていたので(社内で仲良い人にももちろん)後ろめたさがありました。

ちょうど有り難く社内賞をいただいたのですが、その数週間後に退職の意思を伝えたので申し訳ないなぁという気持ちでいっぱいでした。

それでも半年経ってからと言うのを伝えた時は、きちんと引き継いでから退職することにしてくれてありがとうねとか言ってくれたり、応援してくれたので本当にいい会社だったなとしみじみ思います。

あとは、内定をもらってから特にエージェントさんから入社時期を早められないかとか早く退職意思を伝えてくださいとか急かされたことですね。

気持ちはわかるのですが、こちらとしても時期をみて「この時に言う、ここで退職する」というのは決めていたので、ちょっとストレスでした(面接の時に半年は待って欲しい旨をきちんと伝えていて、今の会社の人達は了承していたのでそこまで気にしていなかったらしい) 。

なので、譲れないことは周りから色々言われると不安になるでしょうが貫いた方がいいと思います

転職活動中は気持に余裕を持って

よほど現職が精神的・体力的にキツく今すぐ辞めたいという状況でなければ、先に退職してしまったり・ある程度転職活動を終えれる目処がつかない限り現職には退職の意思を伝えない方がいいと思います。

もちろん立つ鳥跡を濁さずで、引き継ぎ等で迷惑をかけない範囲で調整は必要ですが、転職先がなかなか見つからないと気持ち的にも金銭的にも余裕がなくなります。

その上で妥協してしまうと転職してから後悔してしまうことにも繋がるので、気をつけた方がいいと思っています。

私も、色んな会社を訪問している時期(Wantedlyで色々見ている時期)に、案件が決まるまで都内で生活できるの?というくらいにしかお給料は出さないよだったり、研修といいつつ家電量販店に働きにいってもらいますとか、開発ちゃんとできるの?っていう会社も実際にありました。

IT業界といいつつエンジニアとしてこれから経験をつむにはちょっと・・・なところも正直なところあるのが現実ですので、気持ちには余裕を持って納得のいく会社に行けたら最高かなと思います。

エンジニアになって楽しかったこと

当初の希望通りにECサイトの案件に入れてもらえて要件定義〜開発〜保守まで関わらせてもらえたことや、 他の案件も色々経験させてもらってることです。

聞けば先輩方も親切に教えてくださり、助けてもらえる環境なので、業務量が多く大変だったりもしますが、その分経験値はどんどんたまっていって、転職した時よりもできること・わかることが増えました。

現在は週に1回は出社することにはなっていますが、あとはリモートで働けていて髪型・服装も自由です。

往復2時間とかかけて出社しなくていいのは体力的にだいぶ楽ですね。

そして何よりこれはあるあるかもですが、エラーだったりでわからない時は非常に辛いのですが、わかった瞬間に「あー!できたっ!」ってなる感覚がなんとも言えないくらい嬉しいです。

辛くてもうやだーってなることもしょっちゅうですが、できたときの感動で忘れてしまって・・・。

ベテラン先輩エンジニアから言われてすごく印象に残っているのが「成長しているときは辛いんだよ」という言葉です。

まさしくその状態を繰り返しております(苦笑)

実務では分からないことばかりだった

反対につらかったこともあります。

HTML・CSSはほぼ独学といえど前職で使っていたし、スクールでも勉強したし多少はできるかなと思って入ったのですが、いざ実務に入るとまーったくわからないのが最初絶望的でした。

今まで習ってきたことは本当に触りの部分だったんだなと思い知らされました。

エラーが出た時の赤文字も恐怖でしかなかったですね。

また、同じ時期に入った同期がすごく成長が早くて最初の頃は、誰に比べられたわけでもないのに本当に焦ってました。

転職してから半年間くらいは案件数的にも今より全然少なかったし、内容的にも簡単なものだったはずなのに気持ち的にも時間的にも全く余裕がなく、夜遅く・休日もずっと仕事をしていました。

今では担当している案件数も当時の倍近くになったり、先輩にサポートしてもらいつつPMを任せてもらっている案件もあったりしますが、休日もエンジニアのイベントに出かけたり、仕事以外のことをする余裕が出てきました。

睡眠時間もバッチリとれています!

将来的にはフリーランスになりたい

まだまだ今の会社で経験したいこと・学べることが多くあると思っているので、あと数年は現職で色々勉強していこうと思っています。

将来的には、結婚・出産してもエンジニアは続けたいので、どこかのタイミングでフリーランスとか時間に余裕をもてる働き方ができるようになりたいな〜と思っています。

また、バックエンドの女性エンジニア自体が少ないし、バックエンドのママさんエンジニアは今の所私はほとんどお目にかかったことがないので、自分がママさんエンジニアになって子育てしながらでも働き方次第でエンジニア続けられるよ!と発信できるようになるのが将来の大きな夢です!

未経験からエンジニアを目指す人へアドバイスと、応援メッセージ

最初は本当にこれ自分にわかるの?とかエラー解決できなさ過ぎて辛いと思うことも多いかと思います。

私も最初の頃よりは頻度としては少なくなったものの、未だにわからないことも多く苦戦の毎日です。

周りに助けられて解決したなんてことも日常茶飯事です。

しかし、今出来ないからと言ってずっと出来ないわけではないです。

続けていれば確実に知識・経験が身についていきますし、その知識・経験が仕事・自分の作りたいものにも絶対にいきてきます。

エンジニアはスキルをどんどん磨いていけば、その気になれば働き方や生活スタイル等の選択肢も広げていける職種だと思っています。

最初は頑張ってどんどん経験を積んで、吸収していくことも大事ですが、あまり切羽詰まって勉強してもどんどん嫌いになっちゃいますし、たまには息抜きもして、細々でも確実に継続していければいいんじゃないかなぁ〜と私は思います。

挫けそうになったら色んなエンジニア仲間を作ると、いい刺激になりますしモチベーションも上がりますのでオススメです!

全く違う分野の方でも、思わぬとこで得るものがあったりします。

どんどん頼れる仲間を作って楽しくやってきましょ!

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