【体験談】工場作業員からエンジニアへ転職。悔しさを乗り越えさらなる目標へ

前職では工場の作業員として毎日汗を流していたオレンジくん。

上司からのパワハラという悔しさを味わい、過酷な労働環境から抜け出す決意をしたオレンジくんに、エンジニア転職の体験談を聞いてみました。

この体験談を書いてくれたのは…

オレンジくん(25歳)

前職:工場の作業員
転職までにかかった期間:3か月

労働環境とパワハラに悩んだ作業員時代

前職では、自動車部品を製造する会社で作業員として働いていました。

社内でも一二を争うほどきついと言われていた、溶鉱炉がある部署に配属され、そこで溶鉱炉の管理や補修といった作業を行っていました。

いつまで続けられるのかという不安

前職時代にしんどかったことは大きく二つありました。

一つ目は労働環境です。

いわゆる3K(「きつい」「汚い」「危険」)という言葉がぴったりの職場でした。

毎日顔と体が真っ黒になるほど汚れ、火傷や怪我は日常茶飯事、一歩間違えたら死んでた、なんてこともよくありました。

このような環境下で、「いつまでこの仕事を続けられるんだろうか」と不安で、とても辛かったです。

パワハラが当たり前だった

二つ目は職場内のパワハラです。

上司や先輩の時代はパワハラが当たり前だったという理由で、殴る、蹴る、胸ぐらを掴む、突き飛ばすといった身体的な攻撃のほか、大勢の前で怒鳴る、仲間外れにする、過大・過少な業務の要求といった精神的な攻撃を丸2年ほど受けました。

一度、「もうこんな暴力には耐えられない。部署を移動したい。」と、労働組合に相談したことがあったのですが、「組合としては注意しかできない」と言われ、挙句には僕が労働組合に相談したことが部署内に広がり、さらにパワハラが酷くなったこともあります。

この経験から「自分の味方はどこにもいない」と、とても辛い毎日を過ごしていました。

このような酷いパワハラを耐えながらも、それなりに順調に仕事をこなしていました。

ですが、ある時上司に呼び出され、今までにないほど理不尽な理由で説教を2時間ほど受け、悔しくて泣きながら家に帰っていた時に「転職してこの上司よりお金稼げるようになってやる」と、退職する決意をしました。

悔しさを噛み締めエンジニアになると決意

「転職して上司の年収を抜く」という決意し、転職サイトに登録して調べてみました。

ですが、自分には学歴も、スキルも、稼げる見込みのある資格もなく、このまま転職したとしても上司の年収は抜けないと知りました。

「ならまずは稼げるスキルを身につけよう」と考え、タイピングには自信があったのでパソコンを使ったスキルを身につけようと、せどり、動画編集、ブログ、ライティング、CAD、プログラミングに挑戦しました。

その中でもプログラミングが1番楽しく、将来性がありそうということで、プログラミングに絞り、「エンジニアに転職して経験を積み、将来的にフリーランスになろう」と決めました。

エンジニアになるにあたって悩んだこと

一度は転職して実務経験を積まなくてはいけないので、その際に収入が下がってしまうことが不安であり、悩みでした。

  • なんとかして副業で実務経験を積むことはできないか? 
  • 未経験からフリーランスになることはできないか?
  • 年収が良くて実務経験の積める転職先はないか?

と、考えていました。

そんな時にやまもとりゅうけんさんが 「副業でエンジニアをやってはいけない」 という旨の動画を上げており、それを見て大人しく転職することを決意しました。

勉強中はいつでも質問できる環境にいた

プログラミングを勉強していたとき、後々考えたら「これは正解だったな」と思ったことは、 勉強中、エラーなどで躓いた瞬間にプログラミングスクールに入ったことです。

最初は入門書を買って、その通りに作っていたのですが、バージョンなどのこともあり、動かないことが多々ありました。

そこで、そのまま一人で解決しようとしていたら挫折していたかもしれません。

あの時、プログラミングスクールに入る決断をし、質問できる環境を作ったことは、とても良かったと今でも思っています。

反対に、うまくいかなかった勉強方法は、いきなり技術書を買って、内容を全て理解しようとしたことです。

読み進めて最初のうちは基礎的な部分なので理解できますが、中盤からは専門用語が多くなって理解が追いつかなくなり、辛くなって挫折してしまいました。

入門書はあくまで補助的な役割で、メインはUdemyのような動画教材か、さっさとスクールに通うべきだったと後悔しています。

勉強はアプリを作りながら

僕はiOSアプリを開発するためのSwiftという言語を学んでいたのですが、とにかくオリジナルアプリをたくさん作ることを意識していました。

作ったアプリはどれもクオリティが低く、コードの可読性は低いし、DRY原則なんて無視して書いてましたが、自分で思い付いたアイデアをアプリに落とし込んでいくことが楽しく、最後まで勉強を楽しく続けられました。

また、作ったアプリを当時の同僚や友人に見せていました。

これにより、褒められたりしてモチベーションが上がるほか、「こういう機能あった方がよくない?」と、フィードバックをもらえるので、アプリのアイデアに悩むことが少なかったので、挫折せずに済んだと思っています。

できない自分に落ち込むことも

アプリ開発自体はとても楽しいし、スラスラコードが書けて、思い通りにアプリが動いた時はとても嬉しいのですが、ずっと楽しいわけではありませんでした。

  • 実装したいのにやり方がわからない
  • エラーが出てくるが、全く解決の糸口が見つからなない
  • Swiftが比較的新しい言語ということもあり、情報が少ない

こういう事が重なり、全く進まないことに嫌気が刺し、できない自分に落ち込んでいたりして、3日くらいPCに向かうのが嫌になったこともありました。

つまずいた時は、MENTAなどのサービスを使って人に聞いてました。

聞いて解決出来れば万々歳だし、聞いても解決できなかったら、「この人でもわからないなら、この機能は実装できないものなんだろう」と諦めることができたので、挫折しないためにも、この方法は良かったと思ってます。

片っ端からエントリーした転職活動

転職活動は、転職エージェントや転職サイトを使ってました。

最終的に転職を決めたのはエン転職だったのですが、ワークポートという転職エージェントも非常に満足いくサービスでした。

その中で、とにかく未経験可で開発経験が積めそうなところに片っ端からエントリーしました。

面接では実績を伝えることを意識した

前職で何をしていたかと聞かれた時は、出来るだけ実績を定量的に伝えることを意識していました。

例えば、「〇〇という取り組みをしたことにより、工数を50%減らすことができました。」のような感じです。

効果があったかはわかりませんが、前職の経験も活かしつつ、御社に貢献しますよ、ということをアピールしていました。

あと、直接効果があったかはわかりませんが、面談後には必ず面談担当者の名前入りでお礼のメールを送っていまし。

とりあえず面談担当者の頭に残ろうと思っていたからです。

この結果、面談した1社目から内定をいただき、最終的には4社の企業から内定をいただきました。

転職活動はあまり苦労しなかった

転職活動をしていたのがコロナ騒動前ということもあり、あまり苦労しなかったというのが正直なところです。

強いて言えば、転職エージェントに対して「エンジニアになりたい」と伝えているのに、工場の検査係とかを提示され、「今のあなたにはエンジニアは無理ですよ」と言われたような気がして腹が立ったのをよく覚えています。

転職活動におけるアドバイス

「準備、下調べは入念にしておくべき」ということを伝えたいです。

服装、身だしなみはもちろん、エントリーした企業の調査、そして志望動機や転職理由などの軸を予め自分の中で明確にしておくことが重要だと思います。

エンジニアになってよかった3つのこと

エンジニアに転職してよかったことは3つあります。

一つは、やはり労働環境がよくなったことです。

前職とは全くの異業種ということもあり、労働環境、人間関係が劇的に変わりました。

オフィスワークになったので怪我をすることは滅多にありませんし、上司や先輩で暴力や暴言を吐く人はもちろんいません。

「毎日安心して働ける」ことがいかに幸せかということを毎日感じています。

二つ目は、将来性がある職業に就けたことです。

どちらかといえば斜陽産業であった前職と比べて、これからまだまだ需要が大きくなっていくと予想されているITエンジニアとして働けることが、精神的にも、今後のキャリアのことを考えても、とても大きなメリットだと感じています。

三つ目は、業務でMacBookを使えることです。

元々Apple製品が好きだったので、MacBookを使って仕事をし、お金を稼ぐということをとても幸せに感じています。

エンジニアになって苦労したこと

主に二つあり、一つは収入面です。

前職はキツかったとはいえ、残業や夜勤があり、ボーナスもかなりもらえたので、同年代の人と比べてもかなり年収は多い方でした。

ですが、未経験から転職したエンジニアとなると、どうしても年収300万円前後になってしまうので、予め分かってたとはいえ、今までできていた贅沢ができなくなってしまったので、慣れるまで大変でした。

二つ目はやはり自分の技術力の無さを痛感してしまうことです。

いくら転職前にスクールや技術書で勉強していたとしても、ネットワークや、フレームワークの基礎概念を理解し、業務で使えるようになることは難しいです。

実務ではエラーや問題を解決するためにネットワークや言語やフレームワークの理解は必須です。

実務に入って最初にタスクを振られた時は、どこから手をつけて良いか分からず、2時間くらい全く手を動かすことができませんでした。

「あれだけ勉強したのに、自分はこの程度なのか…」と落ち込みました。

エンジニア以外のことにも挑戦したい

今後の目標は、まずはフリーランスエンジニアになって、様々な現場・技術を経験したいと考えています。

その後はもっと市場価値の高い、希少性のある人材になるべく、経営に近いところに行きたいので、スタートアップ企業に上流のエンジニアとして参画し、経営者にできるだけ近い立ち位置の人間になりたいと思っています。

ここまで順調にいけば、自分1人では手が回らないくらいお仕事の話をいただけると思うので、チームを作って組織化して、自分の稼働時間を減らして、エンジニア以外のことにチャレンジしていきたいと思っています。

未経験からエンジニアを目指す人へアドバイスと、応援メッセージ

良い実務経験を積める企業へ転職さえしてしまえば、その後の人生・キャリアはかなり楽になると思っています。

今考えると、独学期間中が1番辛く、挫折しそうでした。

今、学習中の方は「今、自分は1番難しいところに居るんだ。ここさえ乗り越えてしまえば、人生変わる!」と信じ、毎日少しずつでも良いので前進しましょう。

僕もまだ道半ばです。

毎日エラーと戦っています。

しょうもないミスが原因のバグで1日潰すことも多々あります。

お互い、良いエンジニアライフを送れるように頑張りましょう!

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